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2019年度前期 龍谷講座


 2015年9月の国連サミットにおいて、人類社会がかかえる貧困、人権、環境、平和などの共通の諸課題の解決に向けた持続可能な開発目標(SDGs)として、17のゴール(目標)と169のターゲットが掲げられました。貧困、人権、環境、平和などの課題は、発展途上国だけのものではなく、私たち自らの課題として取り組まなければならないものです。
 本シリーズでは、SDGsの理念を踏まえ、龍谷大学ならではの視点で、持続可能で強靱、そして誰一人取り残さない、包摂的な未来社会をつくるために、今の私たちは何を考え、何をすべきかを考えていきます。

人生は“つまずき”の連続です。誰もが犯罪や非行、虐待やDV、アルコール・薬物・ギャンブル等への依存でつまずく可能性があります。“つまずき”の背景には貧困や差別があります。龍谷大学には犯罪や非行をおこなった人たちの更生保護に関する研究と教育の歴史があります。これを踏まえ、新たに犯罪学研究センターを設立し「共生の犯罪学」を提唱しています。
今回は、犯罪の原因や再発防止に関する科学的知見が多様な“つまずき”の防止や回復のために何ができるかを考えてみたいと思います。

SDGsは「誰一人取り残さない」という理念を踏まえ設定されています。障がいのある人たちが社会的に排除されがちな現実を踏まえると、障がいのある人が暮らしやすい社会を実現することはSDGsの推進において重要な課題です。教育、就労、不平等の是正、街づくり、パートナーシップといった分野についてSDGsと絡めながら「障害」に焦点を絞って学ぶとともに、障がいのある人が暮らしやすい社会の実現に向けた課題について考えます。

近代化によって世界の貧困は大きく減りましたが、今なお10億人は極度の貧困状況にあります。これらの人々の生活改善が必要ですが、従来の資源消費型の経済は、もう限界です。さらに、社会的弱者がしわ寄せを被らずに生きていける公平な社会の構築も必要です。
今回は、世界と日本の貧困問題について、一連の課題と解決策を考察してみます。それによって、将来の世代へ安心して住める地球を引き継いでいける可能性を考えます。