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2020年度前期 龍谷講座


 2015年9月の国連サミットにおいて、人類社会がかかえる貧困、人権、環境、平和などの共通の諸課題の解決に向けた持続可能な開発目標(SDGs)として、17のゴール(目標)と169のターゲットが掲げられました。貧困、人権、環境、平和などの課題は、発展途上国だけのものではなく、私たち自らの課題として取り組まなければならないものです。
 本シリーズでは、SDGsの理念を踏まえ、龍谷大学ならではの視点で、持続可能で強靱、そして誰一人取り残さない、包摂的な未来社会をつくるために、今の私たちは何を考え、何をすべきかを考えていきます。
 シリーズ第4回となる今回は、昨年6月に本学にユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター(※)が設立されたことを記念し、同センターが目的としている「仏教の観点から見たSDGsに関する研究及び具現化の事業、ソーシャルビジネスの研究と地域実装化の学術支援事業、大学の社会貢献使命の実現に向けた事業、多世代多文化協働型の人材育成のための事業」等の紹介とともに、仏教SDGsはじめ、本学が考えるSDGsについてお話させていただきます。

「出世間(しゅつせけん)」を目指す仏教が社会と接点をもつ最初はブッダ(釈尊)の説法にあります。それまで、多くの人々に教えを説くといった宗教は古代インドにはありませんでした。ブッダの教えを受けとめた在家者の社会実践に注目したいと思います。実践の事例は現代社会をみつめ直す契機ともなり、SDGsの取り組みへのうながしにもなります。龍谷大学が「仏教SDGs」を推進するにあたっての根源的視座を提示します。

SDGsは何を課題として、何を実現することで、世界を持続可能なものに変えようとしているのでしょうか。SDGsの17目標と現状について語ります。大学がSDGsの達成の取り組みを開始している日本の状況を概括します。その上で、龍谷大学の挑戦として、龍谷ソーラーパークの取り組み、龍谷大学ユヌスソーシャルビジネス リサーチセンターの設立などについて紹介します。

ソーシャルビジネスが大きな注目を集めています。これまでの経済的合理性を超えてSDGsの達成に貢献する可能性を秘めたソーシャルビジネス。現在、多様な主体が様々な取り組みを進めています。それらを学び、特に地域社会での取り組みを概観し、龍谷大学発のソーシャルビジネスについてもご紹介します。それらを通じ、社会のあり方や課題が山積し価値創造が求められる社会の中で「ソーシャル」の持つ意味を考えたいと思います。