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コース 文化・歴史コース 講座No. KB24
講座名

映像にみる日本の民俗文化ー民族文化映像研究所の作品からー

- 南日本の正月行事と生産儀礼 -
受講対象者 特に制限はありません。

エリア 深草 会 場 紫光館
講座回数 3 回 日 程 2017-05-13(土) ~ 2017-07-08(土)
13:15 ~ 14:45
アカデミック
ポイント
3.0 受講料
(税込)
会員:4,630円
一般:6,490円
REC会員になるには別途
年会費3,080円が必要です
 
定 員 40 名 募集状況


講座概要  太平洋の東端に弧を描くようにして横たわる日本列島。この列島の人びとは、北、西、南からの文化を柔軟に受けとめながら、独自の文化を築いてきました。主に南からの文化を受け入れた地方は、南九州、奄美諸島、そして琉球列島でした。南日本各地の生産にともなう予祝儀礼は、旧暦8月、9月に行われるものが少なくありません。夏の正月といわれる奄美大島竜郷町秋名の「アラセツ」もそのひとつです。また中秋の名月のころにもっとも盛大な行事が続くのも大きな特色です。ところが興味深いことに、甑島の正月行事「トシドン」のように、秋田県男鹿半島の「ナマハゲ」を思わせるような行事も伝承されています。この度は南日本の代表的な行事として『甑島のトシドン』、『鹿児島の正月行事』、『竹富島の種子取祭』、『竜郷のアラセツ』、『奄美の豊年祭』を鑑賞し、日本文化の多様性について考えてみたいと思います。
講座日程 (1) 5月13日(土) 
『甑島のトシドン』・『鹿児島の正月行事』正月はさまざまな行事が行われる時期ですが、特に来訪神、仕事始め、無病息災、作物の予祝儀礼、子孫繁栄等に関する鹿児島各地に伝わる正月行事について映像を通じて具体的に学んでいきます。 
担当:櫻井 想
(2) 6月10日(土) 
『竹富島の種子取祭』同地域の種子取祭は旧暦9~10月の戊子の日を中心に行われ、この時期が一年の始まりであるとされています。本講座では御嶽の神や弥勒信仰、作物豊穣を願う農耕儀礼・芸能について映像を通じて具体的に学んでいきます。 
担当:櫻井 想
(3) 7月8日(土) 
竜郷町秋名の「アラセツ」は旧暦8月初めの丙の日がその祭日です。山手では男が主体となる「ショチョガマ」が、海辺では女が稲魂をまねく「平瀬マンカイ」が行われます。この儀礼を鑑賞しその意味について考えます。 
担当:須藤 護
テキスト
持ち物
備考 【参考文献】
平敷令治 著 『沖縄の祭祀と信仰』 第一書房
このほかに、宮城文『八重山生活誌』(沖縄タイムス社)、下野敏見『奄美、吐噶喇の伝統文化』(南方新社)、亀井秀一『竹富島の歴史と民俗』(角川書店)などがあります。

講 師

講師画像 櫻井 想

サクライ ソウ

歴史民俗・地域文化研究所員

- 講師紹介 -

これまで日本の農村部を訪ね、庶民の暮らしの変容について考えてきた。現在は中国の天津を対象としている。論文「武蔵野の畑作文化:埼玉県三富地域を事例として」(龍谷大学院国際文化研究論集 8)、「日高郡日高川町入野における神社合祀と民俗の問題に関する一考察」(熊楠works 42)。

講師画像 須藤 護

スドウ マモル

龍谷大学名誉教授

- 講師紹介 -

現在のテーマは、日本の近代を支えてきた人びとの暮らしを聞き書きによって記録していくこと。滋賀県、奈良県、和歌山県など、近県を中心に小旅行を続けている。主な著書は『木の文化の形成ー日本の山野利用と木器の文化』『ふるさと山古志に生きる』『雲南省ハニ族の生活誌』など。