コース |
現代社会コース |
講座No. |
OI56 |
講座名 |
ジャーナリズムの道徳的ジレンマ
- 報道現場の難問を考える -
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受講対象者 |
特に制限はありません。 |
エリア |
大阪 |
会 場 |
ヒルトンプラザウエストオフィスタワー14階 |
講座回数 |
5 回 |
日 程 |
2017-09-28(木) ~ 2017-11-30(木) 19:00 ~ 20:30
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アカデミック ポイント |
5.0 |
受講料 (税込) |
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定 員 |
50 名 |
募集状況 |
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講座概要 |
新聞やテレビの取材者は、道徳的な難問にたびたび直面してきました。たとえば、飢餓に瀕したアフリカの少女の背後にハゲワシが舞い降りた事例。ハゲワシはいまにも少女に襲いかかろうとしています。そんなとき、カメラマンは衝撃的な写真を狙うべきでしょうか。それともハゲワシを追い払うべきでしょうか。
バスジャック事件が発生し、刃物を持った男が乗客を人質に取り「記者を呼べ」とわめいた事例も難問です。警察は取材陣に「記者に変装した刑事をバスに送り込むので、報道腕章を貸して」と求めました。記者は会社名を記した腕章を貸してよいでしょうか。
この講座は、実際に取材記者たちを悩ませた事例を題材に、対話型のワークショップをおこない、ジャーナリズムの考え方について理解を深めます。哲学カフェのように対論しましょう。 |
講座日程 |
(1) 9月28日(木)導入:ピュリツァー賞写真「ハゲワシと少女」から報道倫理と道徳を考える
(2) 10月12日(木)人命救助か報道優先か:バスジャック事件をめぐる千葉日報記者のジレンマ
(3) 10月26日(木)オフレコを破る大義はあるか:防衛局長の失言をめぐる琉球新報記者のジレンマ
(4) 11月9日(木)災害報道か、まず避難か:原発事故で福島の放送局社長が直面したジレンマ
(5) 11月30日(木)金を払って取材する是非:疑惑の人や著名人を追いかける記者たちのジレンマ
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テキスト |
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持ち物 |
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備考 |
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畑仲 哲雄
ハタナカ テツオ
龍谷大学社会学部准教授
- 講師紹介 - 毎日新聞社会部、日経トレンディ編集部、共同通信経済部などで計25年勤務した後、東京大学大学院で博士号取得。著書に『地域ジャーナリズム:コミュニティとメディアを結びなおす』(勁草書房、内川賞受賞)、『新聞再生:コミュニティからの挑戦』(平凡社)など。
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