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講座案内


コース 自然・環境コース 講座No. SD54
講座名

作物を科学する(2)

- 多様な遺伝資源と栽培環境を考える -
受講対象者 身の回りの植物や作物に関心がある方、家庭菜園やベランダ栽培をされる方、および営農指導の担当者。内容に応じて農学部の専門家を紹介します。

エリア 瀬田 会 場 RECホールおよび9号館
講座回数 5 回 日 程 2018-10-10(水) ~ 2018-11-07(水)
11:05 ~ 12:35
アカデミック
ポイント
5.0 受講料
(税込)
会員:6,150円
一般:9,250円
REC会員になるには別途
年会費3,080円が必要です
 
定 員 40 名 募集状況 近日募集

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講座概要  食用、飼料用、観賞用、工芸用、薬用、嗜好用など、作物には実に多様な種類・品種があります。身近な雑草や樹木にも有益なものがあります。作物あるいは身近な植物に関する理解を図り、日々の生活に活かしたいものです。(1)栽培の基本となる土壌肥沃度を基本から学びます。日本では各県の農業試験場によって、土壌の持つ潜在地力を把握するために、長期連用試験が50〜100年間にわたり行われてきました。窒素・リン酸・カリは作物の三大養分ですが、リン酸はその枯渇が懸念されています。日本の農耕地やハウスではリン酸の過剰蓄積や塩類集積が目立っています。持続的な農業を考える上で、土壌診断と作物の養分吸収特性から施肥のあり方を考える必要があります。(2)多くの植物は二次代謝物質としてアレロケミカルや色素、香気成分、毒や薬成分を合成します。それは植物にとって、どのような意義があるのでしょうか。実物にふれながらその活用法も一緒に考えましょう。
講座日程 (1) 10月10日(水)
ハーブと薬用植物:教室での講義後、農学部棟へ移動し、建物周辺のハーブや薬用植物を観察します。 
担当:猪谷 富雄
(2) 10月17日(水) 
土壌の肥沃度をリン酸から考える:作物の三大肥料要素のうち、リン酸肥料の原料となるリン鉱石はここ50~100年で枯渇すると言われています。インドのキマメ(樹豆)の特殊能力を紹介します。 
担当:阿江 教治
(3) 10月24日(水) 
日本の農耕地土壌の調査から:日本の農耕地やハウスではリン酸の過剰蓄積や塩類集積が目立っています。持続的な農業を考える上で、土壌診断と作物の養分吸収特性から施肥のあり方を考えましょう。 
担当:阿江 教治
(4) 10月31日(水) 
作物の連作障害とアレロパシー:同じ作物を同じ畑で栽培しつづけることによる問題点と植物が作る化学物質が周囲の生物に影響を与えるアレロパシー(他感作用)を紹介します。 
担当:猪谷 富雄
(5) 11月7日(水) 
作物の色と香り:最近の野菜は色や香りなど個性をなくしています。植物自身に対する色や香りの意義を考え、私たちの食生活を豊かにし、抗酸化活性など健康機能性が期待される品種を紹介します。 
担当:猪谷 富雄

※第1回目は前半RECホール、後半9号館で実施いたします。
テキスト
持ち物
備考

講 師

講師画像 猪谷 富雄

イタニ トミオ

龍谷大学農学部教授

- 講師紹介 -

専門分野は植物育種学、植物資源学。日本各地や外国の多様なイネ品種を収集、栽培し、その特徴を調べ、利用面までを含めた内容を本や論文にしてきました。また、ハーブや身の回りの植物のアレロパシーを調べてきました。著書は「赤米・黒米の絵本」「赤米の博物誌」など。

講師画像 阿江 教治

アエ ノリハル

龍谷大学非常勤講師、ヤンマー専属 営農技術アドバイザー、元神戸大学農学部教授

- 講師紹介 -

専門分野は土壌肥料、とくに作物根における溶解・吸収機構。農林水産省および国際半乾燥熱帯作物研究所(インド)で難溶性リン酸の溶解吸収機構の解明に従事した後、神戸大学農学部教授(土壌学)。著書「作物はなぜ有機物・難溶解成分を吸収できるのか」(農山協)など。